10/13 20年度5回目の釣りは久々のハゼに大苦戦+オマケ
- 2020/10/16
- 04:29
今回は久々にのんびりとハゼでも釣ろうと、いつものハゼ釣り場の野島公園に出かけてきました。野島にはしょっちゅう出かけていますが、最近はじっとして待っていてくれるアサリを採るのが主目的になっていて、ここの気難しいハゼたちにはとんとご無沙汰でした。去年はハゼ自体東京湾から姿を消してしまっていましたが、今年はそこそこ釣れているようだとか、いややはり渋いとか、いろいろと噂を聞きます。全体的には渋そうな印象ですが、実際にやってみないとわからないので、新しい竿を持って出かけました。
場所 野島公園(13時~17時半)、八景島対岸(17時半~19時半)、ふれーゆ裏(21時~24時)
日時 10月13日(火)
竿 自作短竿1.8m(野島)、アブガルシア クロスフィールド XRFS-904M-TE(八景島対岸、ふれーゆ裏)
私はもともと川や池の釣りが専門で、小学生の頃からオイカワやフナなどに親しみ、大人になってからはタナゴ釣りなどをやっていたので、海釣りも導入は小物のハゼ釣りで、それも延べ竿を使った釣りから始めたのだった。竿はダイワの「ひなた」というタナゴ竿を愛用していたが、やや遠くを狙うためにハエ竿や渓流竿も使ったりした。
それから次第に堤防からの釣りにも出かけるようになり、不得手だったリールを使った釣りにも慣れて、最近ではむしろタチウオのワインドやテンヤを力任せに投げ続けるような釣りに主眼が移ってきた。延べ竿はほとんど最近では手に取ることもなくなったのだけれど、それでもハゼ釣りとなると、投げて釣るという発想が出てこない。どうしても竿の届く範囲での釣りになってしまう。
ところが、一昨年のシーズン終わりに、最も愛用していた「ひなた」六尺をエイにやられて折ってしまうという事故が起こった。
それ以来、素直に「ひなた」を買いなおせばいいものを、安物の短いタナゴ竿や渓流竿を買って試してみては、面白くない感じになってしまうことが続いてきた。「ひなた」は変な竿で、先が松の葉のように細くて異様なほどの先調子である。そして感度がいい。これで15cm以上のハゼを釣り上げるのはとても面白かった。硬い安物の渓流竿では釣趣が劣るのは当然のことだった。
今日は、前回の八景島対岸でカワハギを釣るのに使った自作の1.8mの短竿をハゼ釣りに使ってみるつもりで来た。前にも書いたがこれは硬いテトラ竿に渓流竿の先端をつけた先調子の竿で、カワハギやキュウセンを釣った限りでは感度もすこぶる良くてなかなかよかった。しかも投げても使えたので、これならいろんなハゼ釣りのシチュエーションに対応できるのではないだろうか。
釣り場に着くと平日だけどまばらに釣り人と、バーベキュー客がいた。釣り人は皆ちょい投げでやっている。ここ、二、三年前に投げ釣り禁止になったのだけれどその掲示も見当たらなくなって、投げ釣り解禁になったのだろうか。そうだとしたら今後は日のあるうちからマゴチやアナゴ狙いのぶっこみも出来るのでうれしいのだが。
ここ野島での私のハゼ釣りのやり方は、完全に見えハゼ狙いの見釣りである。目を凝らして底を覗いて、ハゼがいたらおもむろにその鼻先に餌を落として食わせてやるというやり方。他の釣り場ではさほど見釣りにはこだわらないのだけれど、ここではこれでしか釣れたためしがない。だから水面が風や波で荒れていたり、濁りが入っていたり、満潮で底が見えなかったりするとお手上げとなる。今回は水は澄んでいて、まだ満潮というほどでもなかったものの、流れが速く、風もあって底がほとんど見えなかった。しかも、どんなに頑張って目を凝らしても、たったの一匹すら目に入りやしない。まあ、これで本日の大勢は決まったようなものだった。
投げ釣りの人たちはみんな5匹くらい釣っているようだった。
私は投げる気にはどうしたわけかやっぱりなれずに、こんな場合にいくことにしている小場所へ。
あまり期待もせずにベビーホタテのエサを落としてやると、すぐにプルプルと来て、何か釣れた。

そんなに大きくはないがとりあえず釣れてよかった・・
それから4時間、そこで頑張ったものの、ハゼは結局13尾、あまりに小さいのはリリースして、持ち帰りは11尾という貧果に。
そのほかにハゼと同じくらいの小ぶりのキュウセンが3尾釣れて、これはてんぷらの味比べができるうれしいゲストであった。
クロダイの幼魚はリリース、だけど釣れてちょっとうれしい。
そして、この小場所につきものの、イダテンギンポ。これはハゼの3倍くらい釣れて、うっとうしいったらない。ガガッと乱暴なアタリが来て、なかなか針がかりせず、餌だけ取られることが多いが、針がかりしてしまうとそこからがまた大変で、針を外そうとすると、明確な攻撃意志を持って猛然と噛み付いてくる。やたらと鋭い牙があって、噛まれると猛烈に痛い。もちろん流血する。ある意味フグより危険生物である。
まあ、そんなこんなで、時間を忘れるくらい忙しい釣りではあったのだけれど、持ち帰りの釣果は寂しく、まったく、物足りない。ちょっと、八景島対岸に寄って様子を見ることにする。
ちなみに自作短竿はやっぱり良かった。小さなハゼでも感度が良くてとても楽しめた。1号錘でも20mくらい飛ばせるのも今後の役に立ちそうで、アジングなどにも使えるかもしれない。野島のハゼはなんとなく、シーズン本番になっていないような印象を受けた。例年より一ヶ月くらい遅れているような・・だから近いうちにまた様子を見に来よう。見釣りできない日もあるのがここのいつものことなのだし。
八景島対岸、昼は空いているマリンゲートの周辺は釣り人でごった返していた。たぶん橋の照明にアジが寄って来るのを狙っている人たちだろう。なんだか年齢層が若く、家族連れもいて、いつものこの釣り場と雰囲気が異なる。和気藹々とした感じだが、どうやら誰も釣れていない様子である。
私もしばらく竿を出してみたものの、アタリひとつないので早々に退出。
不満足なので、もうこの際投げの練習ということにして、川崎のふれーゆ裏に寄ることにした。どうせ釣れないだろうが、テンヤでもぶん投げないことには治まらない。そういえばふれーゆにも今年は行っていないので、様子見ということでちょうどいいだろう。磯子のキャスティングで冷凍キビナゴを買って、鶴見から海側へとルート変更、現場には21時前に着いた。
ふれーゆ裏もかなりの混雑である。でもそれはまあ、想定内だった。アジ狙いらしき人たちとルアーの人たちが半々くらいか。タチウオはなんとなく、まだのような空気。比較的風があって、やや波が立っている。女性の釣り客がタヌキをなでながら餌をやっていた。
なんとか場所を見つけ、2.7mのシーバスロッドにテンヤをつけて投げる。前回豊洲ではダイソーで買ったテンヤを使ったが、今日は自作のテンヤ。これはジグヘッドBuntaにペットボトルを切ってこしらえた餌受けをつけたもので、この餌受けが、前回普通のタイプのテンヤを使ってみて、かなり使い勝手のいいものだということが分かった。餌をしっかり固定し、持ちを良くする以外に、テンヤを安定させたり、沈降速度を緩やかにする効果もあるような気がする。
とはいえ、結局それから2時間、投げ続けたものの何も釣れず。数回アタリがあってキビナゴがボロボロになったのでなにかはいるようだが、針がかりはしなかった。くたびれたのでもう帰ることにして、荷物を片付けていたら、隣の電気うきの若者二人連れが、タチウオを釣り上げた! タチウオいるんだ! ガゼンやる気になり、もう30分くらい試してみることに。そしてそれから数投、ガツッと根掛かりでもしたかのような、重い、タチウオのアタリが。

意外と岸に近いところでかかった
すごく引いたので大物かと思ったら、意外と小ぢんまりしたサイズだった。それでも今年初めてのタチウオ、とてもうれしい。この釣り場、かなり臭いがあって豊洲よりも臭い。だからタチウオにも臭いがあるのではないかという心配はあるものの、食べてみなければこればっかりは分からない。とりあえずその場で締めてしっかり血抜きはしておいた。
追釣を試みたがそれ以降は反応がなかった。日付が変わったのを機に納竿、帰途につく。帰宅は1時20分になった。
それからご飯を炊き、タチウオやハゼを全部捌いて、夕食。というか朝食。
それから三日間、今日の釣果で夕食をまかなうことができた。
食べた際のインプレは、また後日追記します・・
場所 野島公園(13時~17時半)、八景島対岸(17時半~19時半)、ふれーゆ裏(21時~24時)
日時 10月13日(火)
竿 自作短竿1.8m(野島)、アブガルシア クロスフィールド XRFS-904M-TE(八景島対岸、ふれーゆ裏)
私はもともと川や池の釣りが専門で、小学生の頃からオイカワやフナなどに親しみ、大人になってからはタナゴ釣りなどをやっていたので、海釣りも導入は小物のハゼ釣りで、それも延べ竿を使った釣りから始めたのだった。竿はダイワの「ひなた」というタナゴ竿を愛用していたが、やや遠くを狙うためにハエ竿や渓流竿も使ったりした。
それから次第に堤防からの釣りにも出かけるようになり、不得手だったリールを使った釣りにも慣れて、最近ではむしろタチウオのワインドやテンヤを力任せに投げ続けるような釣りに主眼が移ってきた。延べ竿はほとんど最近では手に取ることもなくなったのだけれど、それでもハゼ釣りとなると、投げて釣るという発想が出てこない。どうしても竿の届く範囲での釣りになってしまう。
ところが、一昨年のシーズン終わりに、最も愛用していた「ひなた」六尺をエイにやられて折ってしまうという事故が起こった。
それ以来、素直に「ひなた」を買いなおせばいいものを、安物の短いタナゴ竿や渓流竿を買って試してみては、面白くない感じになってしまうことが続いてきた。「ひなた」は変な竿で、先が松の葉のように細くて異様なほどの先調子である。そして感度がいい。これで15cm以上のハゼを釣り上げるのはとても面白かった。硬い安物の渓流竿では釣趣が劣るのは当然のことだった。
今日は、前回の八景島対岸でカワハギを釣るのに使った自作の1.8mの短竿をハゼ釣りに使ってみるつもりで来た。前にも書いたがこれは硬いテトラ竿に渓流竿の先端をつけた先調子の竿で、カワハギやキュウセンを釣った限りでは感度もすこぶる良くてなかなかよかった。しかも投げても使えたので、これならいろんなハゼ釣りのシチュエーションに対応できるのではないだろうか。
釣り場に着くと平日だけどまばらに釣り人と、バーベキュー客がいた。釣り人は皆ちょい投げでやっている。ここ、二、三年前に投げ釣り禁止になったのだけれどその掲示も見当たらなくなって、投げ釣り解禁になったのだろうか。そうだとしたら今後は日のあるうちからマゴチやアナゴ狙いのぶっこみも出来るのでうれしいのだが。
ここ野島での私のハゼ釣りのやり方は、完全に見えハゼ狙いの見釣りである。目を凝らして底を覗いて、ハゼがいたらおもむろにその鼻先に餌を落として食わせてやるというやり方。他の釣り場ではさほど見釣りにはこだわらないのだけれど、ここではこれでしか釣れたためしがない。だから水面が風や波で荒れていたり、濁りが入っていたり、満潮で底が見えなかったりするとお手上げとなる。今回は水は澄んでいて、まだ満潮というほどでもなかったものの、流れが速く、風もあって底がほとんど見えなかった。しかも、どんなに頑張って目を凝らしても、たったの一匹すら目に入りやしない。まあ、これで本日の大勢は決まったようなものだった。
投げ釣りの人たちはみんな5匹くらい釣っているようだった。
私は投げる気にはどうしたわけかやっぱりなれずに、こんな場合にいくことにしている小場所へ。
あまり期待もせずにベビーホタテのエサを落としてやると、すぐにプルプルと来て、何か釣れた。

そんなに大きくはないがとりあえず釣れてよかった・・
それから4時間、そこで頑張ったものの、ハゼは結局13尾、あまりに小さいのはリリースして、持ち帰りは11尾という貧果に。
そのほかにハゼと同じくらいの小ぶりのキュウセンが3尾釣れて、これはてんぷらの味比べができるうれしいゲストであった。
クロダイの幼魚はリリース、だけど釣れてちょっとうれしい。
そして、この小場所につきものの、イダテンギンポ。これはハゼの3倍くらい釣れて、うっとうしいったらない。ガガッと乱暴なアタリが来て、なかなか針がかりせず、餌だけ取られることが多いが、針がかりしてしまうとそこからがまた大変で、針を外そうとすると、明確な攻撃意志を持って猛然と噛み付いてくる。やたらと鋭い牙があって、噛まれると猛烈に痛い。もちろん流血する。ある意味フグより危険生物である。
まあ、そんなこんなで、時間を忘れるくらい忙しい釣りではあったのだけれど、持ち帰りの釣果は寂しく、まったく、物足りない。ちょっと、八景島対岸に寄って様子を見ることにする。
ちなみに自作短竿はやっぱり良かった。小さなハゼでも感度が良くてとても楽しめた。1号錘でも20mくらい飛ばせるのも今後の役に立ちそうで、アジングなどにも使えるかもしれない。野島のハゼはなんとなく、シーズン本番になっていないような印象を受けた。例年より一ヶ月くらい遅れているような・・だから近いうちにまた様子を見に来よう。見釣りできない日もあるのがここのいつものことなのだし。
八景島対岸、昼は空いているマリンゲートの周辺は釣り人でごった返していた。たぶん橋の照明にアジが寄って来るのを狙っている人たちだろう。なんだか年齢層が若く、家族連れもいて、いつものこの釣り場と雰囲気が異なる。和気藹々とした感じだが、どうやら誰も釣れていない様子である。
私もしばらく竿を出してみたものの、アタリひとつないので早々に退出。
不満足なので、もうこの際投げの練習ということにして、川崎のふれーゆ裏に寄ることにした。どうせ釣れないだろうが、テンヤでもぶん投げないことには治まらない。そういえばふれーゆにも今年は行っていないので、様子見ということでちょうどいいだろう。磯子のキャスティングで冷凍キビナゴを買って、鶴見から海側へとルート変更、現場には21時前に着いた。
ふれーゆ裏もかなりの混雑である。でもそれはまあ、想定内だった。アジ狙いらしき人たちとルアーの人たちが半々くらいか。タチウオはなんとなく、まだのような空気。比較的風があって、やや波が立っている。女性の釣り客がタヌキをなでながら餌をやっていた。
なんとか場所を見つけ、2.7mのシーバスロッドにテンヤをつけて投げる。前回豊洲ではダイソーで買ったテンヤを使ったが、今日は自作のテンヤ。これはジグヘッドBuntaにペットボトルを切ってこしらえた餌受けをつけたもので、この餌受けが、前回普通のタイプのテンヤを使ってみて、かなり使い勝手のいいものだということが分かった。餌をしっかり固定し、持ちを良くする以外に、テンヤを安定させたり、沈降速度を緩やかにする効果もあるような気がする。
とはいえ、結局それから2時間、投げ続けたものの何も釣れず。数回アタリがあってキビナゴがボロボロになったのでなにかはいるようだが、針がかりはしなかった。くたびれたのでもう帰ることにして、荷物を片付けていたら、隣の電気うきの若者二人連れが、タチウオを釣り上げた! タチウオいるんだ! ガゼンやる気になり、もう30分くらい試してみることに。そしてそれから数投、ガツッと根掛かりでもしたかのような、重い、タチウオのアタリが。

意外と岸に近いところでかかった
すごく引いたので大物かと思ったら、意外と小ぢんまりしたサイズだった。それでも今年初めてのタチウオ、とてもうれしい。この釣り場、かなり臭いがあって豊洲よりも臭い。だからタチウオにも臭いがあるのではないかという心配はあるものの、食べてみなければこればっかりは分からない。とりあえずその場で締めてしっかり血抜きはしておいた。
追釣を試みたがそれ以降は反応がなかった。日付が変わったのを機に納竿、帰途につく。帰宅は1時20分になった。
それからご飯を炊き、タチウオやハゼを全部捌いて、夕食。というか朝食。
それから三日間、今日の釣果で夕食をまかなうことができた。
食べた際のインプレは、また後日追記します・・
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