今回も八景島から野島へ、釣行パターンも8月とほぼ同じになりました。あれもこれもと詰め込みすぎで却ってワンパターンになっているし、釣果も意外性がないので、次回からはもう少しテーマを絞って出かけたいと思っています(でも結局、場所を変えない限りだいたい同じような行動パターンになってしまうんだよな~いずれにせよ八景島対岸へリポート側へはもういかん!)。
場所 八景島対岸(5時半~9時半)、野島公園(10時~12時)、
日時 9月29日(火)
釣果 アジ1、フグたくさん、ウミタナゴ1(以上リリース)、カワハギ5尾、キュウセンたくさん(持ち帰り14尾)、アサリ
竿 アブガルシア クロスフィールド XRFS-904M-TE、自作短竿1.8m
仕掛け ワインド、ジグサビキ、カワハギ胴突き
エサ 青イソメ
今回も潮の干満と日の出の時刻とを勘案して、日の出の5時半前後にタチウオ、干潮の10時半前後に潮干狩りをあて、その間の数時間を小物釣りでも・・と考えて3時半に出発。いつの間にか秋の気配も深まり、バイクで走るには夏服では肌寒くて薄手のダウンジャケットをはおってちょうど良いくらい。今日いっぱいは晴れの予報を信じて出たらすぐにどんよりと曇りだして、夜空でも灰色の雲に覆われているのがよく分かる。カッパを持ってこなかったのをずっと気にしながらの走行に。
タチウオ狙いで、八景島対岸の岸壁、ヘリポート側へ。
前回もそうだったけど今回も朝っぱらから満員状態。周囲はゴミだらけ。常連のご年配集団の左手、油断すると波をかぶる場所だけ空いていたので仕方なくそこに入る。今回はダイソーの新発売のワインドを試してみるつもり。私の左にはルアーの若者二人連れがメタルジグを投げていて、何やかや反応はあるらしい。
何投かするも反応なし。そうこうするうちに、波に乗って私の目の前まで流れてきていた隣のウキ仕掛けに軽くオマツリしてしまう。すぐに外したが、それから小一時間、ずっと聞こえよがしに悪態をつかれる羽目となった。
お次はゴミ拾いボランティアみたいなご年配集団がやってきて、件の常連達と歓談しながら、私のバイクのプレートを目ざとく見つけ、「あっ文京区から来てるのか! マアしょうがねぇな~gotoも解禁だしな~」とイヤミを言われる。マァ確かにこのご時勢、東京くんだりからノコノコやってきた私がいけないんだろう。何でこんなところに来ちゃったろう、後悔の念でいっぱいになる。
ワインドがまったく駄目で、ジグサビキに代えたらアジが釣れたが、今度は左の若者がかぶせてきてオマツリに。なぜかここでも文句を言われる。下側から絡めるなんて技は持ち合わせていないんだが・・とにかく、ここは単独で来た弱い立場の奴は問答無用で悪者にされるらしい。アジをどうこうする気力も失せ、リリース。うんざりして比較的安全ないつものシーパラダイス側へ移動することに。
例によってこちらはがらがらで、いつもの橋のそばに陣取る。
前回良かった2.7mのタカミヤの安竿をセットしようとしたところ、キャップを取ったら竿先とガイド数個も一緒に取れ、バラバラと地面に落下。仕方がないので、野島で余裕があればハゼ釣りに使ってみようと思って持ってきた、壊れた竿を三コイチにした1.8mの短竿を使うことにする。これは手元が硬いテトラ竿、中間が以前壊れた上記タカミヤの探り竿初代、そして先端が渓流竿にガイドをつけたもので、先端しか曲がらない極端な先調子である。
去年の福浦岸壁が崩壊した台風の日に家でこしらえたもので、三崎の花暮岸壁でデビューしたがそのときはキタマクラしか釣れなかった。どんなものか、使い勝手を馴染みのこの場所で試してみる。
いつものカワハギ仕掛けにイソメをつけて投げ込むと反応は上々で、アタリが手に取るようにわかる。オモリ負荷は1.5号程度が最適なようだ。コンクリ台の張り出しのある福浦で1.8mは使えないのではと危惧したが、下に落とすだけでもぎりぎりヘチ際に落ちる。投げても意外と飛ぶ。これはなかなか、使える竿だった。
一投につき一尾釣れる感じで、忙しい。落とした瞬間にアタリがあるが、例によってなかなか針がかりはしない。釣れてくるのはキュウセンとフグが半々程度で、キュウセンは主なターゲットであるから釣れて楽しくないわけがない。型はそんなに大きくなく赤ベラばかりだが、キュウセンは小さくても頭も内蔵も小さいから可食部分はそこそこの大きさのハゼと同じくらいになる。かつては変な色合いがちょっと不気味だったキュウセン君、なじむほどに可愛く見えてきた。鮮やかな色合いとちょっと気取ったおちょぼ口は平安朝のお公家さんのようだし、名前からの連想もあってキュウリのようにも見える。天ぷらにすると皮目の色合いが美しいのが、今では食欲をそそる。釣れれば釣れるほど気持ち悪く、ゾッとするほどになったゴンズイ君とは正反対である。
福浦でゴンズイとキタマクラが釣れたためしがないのは面白いことだと思う。三浦のほかの場所にはやたらいるのに。
6時半から始めて、8時半まで゛はフグとキュウセンばかりが釣れたが、その後、連続してカワハギが釣れた。14cmが2尾に、10cmほどの小さいのが3尾。一番小さい奴はリリースしたかったが、お腹にスレ掛かりだったので已む無くキープとした。それにしても今年はカワハギが良く釣れる。当たり年なのかもしれない。
9時頃からすっかり釣れなくなった。アタリはあるのに針がかりしない。しばらく粘ってみたものの、どうやら釣れる時間帯は終わってしまったようだ。ここの小物達はけっこう、朝方に集中して釣れる傾向が強いように思う。
9時半ごろ八景島対岸を退出し、野島公園へ。
潮は引いてはいるが、思っていたほどではない。またもや潮汐表を見間違えたか? まあ仕方ないのでさっそく潮干狩り開始。今回はそばで地元の人らしきお婆さん二名が熱心に掘っているが、その傍らには恐ろしいほどの量の収穫がざるに入っている。いでたちといい、これはたぶん業者だろう・・
八月初めに来たときは全然採れなかったが、今回はそこそこの収穫があった。今年は駄目だという話をきいていたけれどここへ来てやや持ち直しているようだ。尤もやはり小粒が多く、大きいのを狙っているとなかなか袋の中身は増えていかない。2cmもあれば上々で、それ以下は手にした感覚で、それなりに食べでがありそうなものを残す。2時間やって、例年よりやや少ない程度の収穫があった。前回は半分以下だったのだから、これでも満足のいく結果であった。
12時半に退出、帰途につく。自宅には15時に着いた。
当日はカワハギの刺身とアラの味噌汁。久々に堪能した。
とはいえ、やはり内臓が非常に臭くて、その臭いが腹身に移ってしまう。これはどうしたもんだろう。肝を取りたいので釣り場で内臓を取っておくのはちょっと危険な気がする。腹身はすべて除去してしまうのがいいのだろうか。これが解決できない限り、ごく正直に申して、カワハギよりキュウセンの方が美味い。
翌日は小粒のキュウセン10尾を使ってテンプラに。キュウセンはヌメリのもとのエラ周辺さえ除去してしまえば処理はとても簡単だし、味は臭みが一切なく淡白でうま味が強くてとても美味しい。テンプラの具材になる魚では一番好きかもしれない。

皮目の色合いが美味しそう。カワハギとキュウセンの骨せんべいも作った。ゴンズイ骨の魔性の味には及ばないものの、これもまた美味しい。
翌日は、塩でちょっと締めておいた大き目の4尾をそのまま焼いて食す。塩焼きと干物の中間のようになり、うま身が凝縮されていて本当に美味い。ただ大きめとはいえちょっと小さいのが玉に瑕だ。
その後はアサリをいろんな料理に使って美味しく過ごした。今年も美味しい秋の始まりだ・・・
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