11/12-13 19年度15回目の釣りは野島・八景島3回戦
- 2019/11/16
- 00:16
半月前の11回目と全く同じプランでの釣行です。しゃがんで砂を掘り返したりルアー竿をふりまわしたりの、深夜から翌昼にかけてのほぼ半日がかりの強行軍なので、体力的にはかなりハードですが、けっこうやりたいことを網羅したプランなので今後はこのパターンが定番になりそう。
場所 野島公園(23時半~1時半)、八景島対岸ヘリポート横(2時半~6時半)、八景島対岸マリンゲート横(6時半~11時半)
日時 11月12-13日(水)
釣果 カワハギ2,キュウセンたくさん、サビハゼ、フグ、メゴチ、ウミタナゴ(持ち帰りカワハギ2,メゴチ1,キュウセン17尾)、アサリ
竿 アブガルシア クロスフィールド XRFS-904M-TE/宇崎日新 スペシャルジーカー弁天海津 M300
仕掛け テンヤ引き釣り、胴突きカワハギ仕掛け
エサ サンマ、イソメ
■その1 アサリ、アナゴとの戦
・往路
自宅を21時20分に出発、野島公園には23時20分に到着。途中、幸浦のファミマでイソメを調達したりしたものの、前回は1時間半で着いたのに今回は丸2時間かかったのが解せない。寒くなってきたから無意識にスピードをセーブしたのだろうか・・
それにしても、毎回往復4時間かけての横浜市金沢区への釣行がもうたぶん50回は超えている筈だ。これがたとえば往復30分だったらどんなに楽なことだろう。いっそこの辺に移住でもしてしまいたい今日この頃である。
深夜の野島公園は、しかし今夜はけっこう人がいた。アサリを掘っている人もいたし、シーバス狙いであろうルアーマンも数グループ。全くの一人という状況でも別に平気だけど、人がちらほらいるのは何となく心強い気分にもなるのだった。
・タックル
今回はアサリを掘る傍ら、例によってアナゴ狙いの置き竿をするつもりだけれど、いつものように竿を使うのではなしに、久しぶりにペットボトル釣法を試してみることに。これは竿の代わりに糸を巻きつけたペットボトルを用いるというだけの話ではあるが、いつもだと竿の置き場所にいろいろと問題がある。柵の内側に置くと自分からも水辺からも遠くなるし、外側の干潟に置くと竿が泥まみれになる。ならばペットボトルにして掘っている自分のそばに置いとけば良い・・と考えてのことだったが、やってみたらすぐにこれはダメだとわかった。自分の手で投げるので、全然遠くに届かない。三本分、ほんの足もとの浅瀬まで投げて(それでも精一杯) 、運が良ければアナゴがかかるのを待つことにした。
・釣果
今回も体力の続く限りアサリを掘って、気がついたら1時45分。しゃがんで掘り続けるのは2時間くらいが限界のようだ。
途中、アナゴ仕掛けを点検して餌をつけ直したり(毎回イソメはなくなっていた) 、あれこれ気が散ったせいか今回の収穫は前回よりもずいぶんと少なくなってしまった。それでもまあ、1週間分は十分ある。とりあえず満足して、一回戦を終了とした。
アナゴ仕掛けにはもちろん、何の音沙汰もなかった。次回からは竿使用に戻そう・・
■その2 タチウオ、謎の巨大魚との戦
野島公園を後にし、柴漁港の脇から八景島対岸に移動。マリンゲート前から、まっすぐな岸壁沿いに最奥のヘリポート横のタチウオポイントへ。前回は比較的すいていたが、今回はかなり混んでいる。中国人や日本人のグループが、竿をずらっと並べているのでなかなか入れない。一カ所だけ空いていたので入ったら、波をもろにかぶる場所だった。すぐまた移動し、少し離れた隙間に入り直す。
・タックル
夜に小物はあまり期待できないだろうと思ったけれど、アジでも掛かればととりあえず3mの弁天海津に三本針のカワハギ胴突き仕掛け、上にアミカゴもセットして、近くに放り込んでおいた。
自作タチウオテンヤに前回同様サンマ切り身をつけて、ひたすら投げては引くを繰り返す。
正直、今回は釣れる気がまったくしなかった。アサリと、朝のカワハギの間の時間をつぶすという感じで、やる気ゼロ。周りは電気浮き釣りばかりなので、オマツリしないように気も遣う。どうも夜中は浮き釣り師優先の暗黙のルールがあるような気もする。
・親切なパトカー
朝方、道路をパトカーが巡回し、通報があったので駐車しているクルマは移動するようにと繰り返しアナウンス。
もともと駐車禁止区域の筈だが、有無を言わさず取り締まるのではなく、こうして警告してくれるんだと意外に思う。停まってるのが主に地元のご年配の釣り師のクルマで、ご本人が植え込みを隔てたすぐそばにいるとわかっているからだろうか。私の横の浮き釣り師も知り合いに竿を託して移動しに行った。中国人たちは日本語がわからないので警告されても移動しないらしい。ご年配、戻ってからも、知り合いに向かって「今日は全然釣れないし、駐車場に入れたからカネもかかっちゃうし、サンザンだよ。通報したのは駐車場だよ」と愚痴が止まらない。本当に今夜は誰も釣れていない。昨日は「何々君は11匹でツ抜けしたし、何某君は8匹だったし・・」と、けっこう釣れていたんだそう。それにしてもここは本当に顔見知り中心の釣り場みたいだ。
・謎の巨大魚に完敗
それからしばらくして、置き竿の方に大きなアタリ。竿を手に取るも圧倒的な力で走られなすすべなく、40m程しか残っていなかったリールの糸は全て放出されてしまい、仕方ないから無理矢理巻こうとしたところであえなくラインブレイク。あれは一体何だったんだろう・・
その後朝まずめ時にワインドに変更するも、二度根掛かりロスト。もういいだろうと踏ん切りもつき、移動することに。

そろそろ小魚も目覚める時刻
■その3 カワハギ、キュウセンとの戦
さっき来た道をまっすぐ戻って、マリンゲートのそばへ。まだ6時半だがすでにこれまで見たこともないほどの人出で、いつもならガラすきのマリンゲート周辺にも釣り人がたくさんいる。今回はどこも人の姿がいつもにまして多いのだが、何かあったのだろうか? 平日の水曜日なのに若者の姿も多い。
マリンゲートのすぐそばのいつもの場所より100mほど左手に釣り座を構えた。
・タックル
いつもは複数竿体勢だが今回は手竿の弁天海津3m一本でいくことに。さっき切られてロストしたのと同じカワハギ3本針胴突き仕掛けで小物に挑む。針は三本ともカワハギ用の極小針、エサは1cm程に切ったアオイソメ。さっきまでは数時間で一度しかアタリがなかったけれど、こちらではどうだろう。
・一投目で本命ゲット
一投目、オモリが底に着いても反応はない。そこで数回仕掛けを上下させて誘ってやると、動きを止めてすぐにコンコンと明確なアタリが。アワセても乗らないが、何度も同じアタリがある。数度目のアワセで、ようやく乗った。かなり強い引きで、左右に泳ぎ回るのを強引に抜き上げた。

やった~幸先良く一投目にして本命のカワハギget! しかもお決まりのチビではなく、波止にしてはなかなかの良型17cm。去年は10cmくらいのしかここでは釣れなかったものだが、こんなのもいるんだ! ガゼンやる気が湧く。
その後も仕掛けを投入すればそれなりにアタリがある。それでも今日はいつもよりは渋いと言えるだろうか? いつもなら仕掛けが底に着く前に餌が全部取られてしまうような勢いなのが、今日は仕掛けを入れて、底に着いたら誘って、しばらくすると反応があるといった感じ。まあ、こういうのもせわしなくなくていい。最初のカワハギの後、プルプルとアタリがあって二回連続でサビハゼが釣れた。そしてその後にカワハギをもう一尾追釣。今度のも15cmと、まあまあの型。
・キュウセンの猛攻
さあ、これからだと張り切ったが、その後はフグが連続で来、それからは小さなキュウセンが入れ食い状態に。キュウセンもそれなりの型ならうれしいが、10cmにも満たないやつはリリースするしかなくつまらない。釣り味という点では小さくてもなかなかの引きを見せるので面白いのだけれど、どうも私の釣りは娯楽というより漁に近いようだ。
少し投げると釣れるのはキュウセンでも、型は良くなることがわかった。かなりの大物がかかったと思ったら、2尾一緒に釣れたりもして。今回はキュウセンの他にも、ハゼ類、フグ類、メゴチ、チビウミタナゴなどがかかった。しかし序盤の2尾の他、カワハギは一向に姿を見せなくなってしまった。
もしかしたら、海中での序列はカワハギよりキュウセンのほうが優位にあるんだろうか。カワハギが食う前にキュウセンに餌を取られてしまうのかも。で、キュウセンは夜は砂に潜って寝ているらしいが、朝はカワハギの方が少し早起きなのかもしれない。キュウセンが起きて活動を始める前なら、カワハギが比較的楽に釣れるのかもしれない。
ならば、朝マズメ時にはルアーなんて投げてる場合じゃないのかもしれない。黎明とともにカワハギを狙って、短い時合いに賭けるのが正解かもしれない。
まあ、あくまでも今回の釣果からの仮説に過ぎないけれど。これは今後検証する必要があるだろう。
その後、日が昇るにつれてヘチで釣れるキュウセンの型も上がっていったが、食いはますます渋くなった。
もともと好きな小物釣りの面白さに夢中になっていたし、前回に続いてこの竿の良さもよくわかった。福浦で岸壁の上からヘチを探るのにもこの3mという長さはベストであった。感度もいいし、早アワセも効くし、そこそこの距離を投げることもできる。当分、これが小物狙い時のメインの竿となるだろう。
そんなこんなで11時まで粘ってしまった。さすがにくたくたになったので、仕掛けを根掛かりでロストしたのを機に納竿。帰途についた。
13時過ぎに帰宅。
・釣果と調理
持ち帰りはアサリとカワハギ2尾、キュウセン17尾、メゴチ1尾。
帰宅後、いつものようにアサリは一緒に持ち帰った海水で砂を吐かせる。前回は野島の水を用いたのにも関わらずなかなか殻が開かなかったが、今回は大丈夫だった。前回はどうやら潮の関係か何かでかなり塩分が薄くなっていたようだ。汽水域なのでこういうこともあるんだろう。さて今回海水につけるとすぐに殻が開いて、水管やベロがでろーんと出てくるのを見ると、温泉につかってリラックスしているオジサンを見ているようで微笑ましい。
カワハギは内臓が傷んで臭みが移ると嫌なので、すぐに処理して冷蔵庫へ。
キュウセンはヌメリを取るのが毎度大変だが、なんとかやっつけた。
夜はカワハギの刺身と、味噌汁。

2尾だけでも一晩の一献と食事に十分だった。肝醤油の美味かったこと!
翌日はアサリとソテーしたキュウセンを使ってボンゴレに。アサリはパスタと合わせるのがいつものことで、いつものようにうまい。でも、前回よりも身が痩せていた。前回は抱卵してまるまるとした個体が多かったが、今回はどれも至って普通のアサリ。殻が大きいのに小さな貝殻のより小さなのもいる。この半月の間に産卵が終わっていたようだ。アサリは年に何回も産卵するらしい。
ともあれ、アサリがおいしいのは当然のことだが、キュウセンの美味なことには改めて驚いてしまった。ハゼもときどき同様にソテーしてパスタに混ぜることがあるが、混ぜ込むとばらばらになってしまってどこにいるのかわからなくなってしまう。でもキュウセンは原形をとどめているし、しっかりいい味が出ている。というか淡泊で味という味はないのだが、強い旨味があってとてもおいしい。なんか、すごく上等なものを食べている感じがする。
そして今日は、アサリはうちでは珍しく赤のボンゴレにし、キュウセンは混ぜずに別にソテーした。

アサリの殻は蒸した際にあらかじめほとんど取り除いております
やはりボンゴレは白の方がうまいと思うけど、これはこれでありか。キュウセンは単独で食べるとさらに美味。小骨があたらぬよう小さなものを選んで作ったが、天ぷらにするよりうまいので大きなのもこうして食べた方がいいかもしれない。皮目がきれいで楽しいし。
明日はキュウセンの天ぷら祭りを楽しむつもりでいる。
場所 野島公園(23時半~1時半)、八景島対岸ヘリポート横(2時半~6時半)、八景島対岸マリンゲート横(6時半~11時半)
日時 11月12-13日(水)
釣果 カワハギ2,キュウセンたくさん、サビハゼ、フグ、メゴチ、ウミタナゴ(持ち帰りカワハギ2,メゴチ1,キュウセン17尾)、アサリ
竿 アブガルシア クロスフィールド XRFS-904M-TE/宇崎日新 スペシャルジーカー弁天海津 M300
仕掛け テンヤ引き釣り、胴突きカワハギ仕掛け
エサ サンマ、イソメ
■その1 アサリ、アナゴとの戦
・往路
自宅を21時20分に出発、野島公園には23時20分に到着。途中、幸浦のファミマでイソメを調達したりしたものの、前回は1時間半で着いたのに今回は丸2時間かかったのが解せない。寒くなってきたから無意識にスピードをセーブしたのだろうか・・
それにしても、毎回往復4時間かけての横浜市金沢区への釣行がもうたぶん50回は超えている筈だ。これがたとえば往復30分だったらどんなに楽なことだろう。いっそこの辺に移住でもしてしまいたい今日この頃である。
深夜の野島公園は、しかし今夜はけっこう人がいた。アサリを掘っている人もいたし、シーバス狙いであろうルアーマンも数グループ。全くの一人という状況でも別に平気だけど、人がちらほらいるのは何となく心強い気分にもなるのだった。
・タックル
今回はアサリを掘る傍ら、例によってアナゴ狙いの置き竿をするつもりだけれど、いつものように竿を使うのではなしに、久しぶりにペットボトル釣法を試してみることに。これは竿の代わりに糸を巻きつけたペットボトルを用いるというだけの話ではあるが、いつもだと竿の置き場所にいろいろと問題がある。柵の内側に置くと自分からも水辺からも遠くなるし、外側の干潟に置くと竿が泥まみれになる。ならばペットボトルにして掘っている自分のそばに置いとけば良い・・と考えてのことだったが、やってみたらすぐにこれはダメだとわかった。自分の手で投げるので、全然遠くに届かない。三本分、ほんの足もとの浅瀬まで投げて(それでも精一杯) 、運が良ければアナゴがかかるのを待つことにした。
・釣果
今回も体力の続く限りアサリを掘って、気がついたら1時45分。しゃがんで掘り続けるのは2時間くらいが限界のようだ。
途中、アナゴ仕掛けを点検して餌をつけ直したり(毎回イソメはなくなっていた) 、あれこれ気が散ったせいか今回の収穫は前回よりもずいぶんと少なくなってしまった。それでもまあ、1週間分は十分ある。とりあえず満足して、一回戦を終了とした。
アナゴ仕掛けにはもちろん、何の音沙汰もなかった。次回からは竿使用に戻そう・・
■その2 タチウオ、謎の巨大魚との戦
野島公園を後にし、柴漁港の脇から八景島対岸に移動。マリンゲート前から、まっすぐな岸壁沿いに最奥のヘリポート横のタチウオポイントへ。前回は比較的すいていたが、今回はかなり混んでいる。中国人や日本人のグループが、竿をずらっと並べているのでなかなか入れない。一カ所だけ空いていたので入ったら、波をもろにかぶる場所だった。すぐまた移動し、少し離れた隙間に入り直す。
・タックル
夜に小物はあまり期待できないだろうと思ったけれど、アジでも掛かればととりあえず3mの弁天海津に三本針のカワハギ胴突き仕掛け、上にアミカゴもセットして、近くに放り込んでおいた。
自作タチウオテンヤに前回同様サンマ切り身をつけて、ひたすら投げては引くを繰り返す。
正直、今回は釣れる気がまったくしなかった。アサリと、朝のカワハギの間の時間をつぶすという感じで、やる気ゼロ。周りは電気浮き釣りばかりなので、オマツリしないように気も遣う。どうも夜中は浮き釣り師優先の暗黙のルールがあるような気もする。
・親切なパトカー
朝方、道路をパトカーが巡回し、通報があったので駐車しているクルマは移動するようにと繰り返しアナウンス。
もともと駐車禁止区域の筈だが、有無を言わさず取り締まるのではなく、こうして警告してくれるんだと意外に思う。停まってるのが主に地元のご年配の釣り師のクルマで、ご本人が植え込みを隔てたすぐそばにいるとわかっているからだろうか。私の横の浮き釣り師も知り合いに竿を託して移動しに行った。中国人たちは日本語がわからないので警告されても移動しないらしい。ご年配、戻ってからも、知り合いに向かって「今日は全然釣れないし、駐車場に入れたからカネもかかっちゃうし、サンザンだよ。通報したのは駐車場だよ」と愚痴が止まらない。本当に今夜は誰も釣れていない。昨日は「何々君は11匹でツ抜けしたし、何某君は8匹だったし・・」と、けっこう釣れていたんだそう。それにしてもここは本当に顔見知り中心の釣り場みたいだ。
・謎の巨大魚に完敗
それからしばらくして、置き竿の方に大きなアタリ。竿を手に取るも圧倒的な力で走られなすすべなく、40m程しか残っていなかったリールの糸は全て放出されてしまい、仕方ないから無理矢理巻こうとしたところであえなくラインブレイク。あれは一体何だったんだろう・・
その後朝まずめ時にワインドに変更するも、二度根掛かりロスト。もういいだろうと踏ん切りもつき、移動することに。

そろそろ小魚も目覚める時刻
■その3 カワハギ、キュウセンとの戦
さっき来た道をまっすぐ戻って、マリンゲートのそばへ。まだ6時半だがすでにこれまで見たこともないほどの人出で、いつもならガラすきのマリンゲート周辺にも釣り人がたくさんいる。今回はどこも人の姿がいつもにまして多いのだが、何かあったのだろうか? 平日の水曜日なのに若者の姿も多い。
マリンゲートのすぐそばのいつもの場所より100mほど左手に釣り座を構えた。
・タックル
いつもは複数竿体勢だが今回は手竿の弁天海津3m一本でいくことに。さっき切られてロストしたのと同じカワハギ3本針胴突き仕掛けで小物に挑む。針は三本ともカワハギ用の極小針、エサは1cm程に切ったアオイソメ。さっきまでは数時間で一度しかアタリがなかったけれど、こちらではどうだろう。
・一投目で本命ゲット
一投目、オモリが底に着いても反応はない。そこで数回仕掛けを上下させて誘ってやると、動きを止めてすぐにコンコンと明確なアタリが。アワセても乗らないが、何度も同じアタリがある。数度目のアワセで、ようやく乗った。かなり強い引きで、左右に泳ぎ回るのを強引に抜き上げた。

やった~幸先良く一投目にして本命のカワハギget! しかもお決まりのチビではなく、波止にしてはなかなかの良型17cm。去年は10cmくらいのしかここでは釣れなかったものだが、こんなのもいるんだ! ガゼンやる気が湧く。
その後も仕掛けを投入すればそれなりにアタリがある。それでも今日はいつもよりは渋いと言えるだろうか? いつもなら仕掛けが底に着く前に餌が全部取られてしまうような勢いなのが、今日は仕掛けを入れて、底に着いたら誘って、しばらくすると反応があるといった感じ。まあ、こういうのもせわしなくなくていい。最初のカワハギの後、プルプルとアタリがあって二回連続でサビハゼが釣れた。そしてその後にカワハギをもう一尾追釣。今度のも15cmと、まあまあの型。
・キュウセンの猛攻
さあ、これからだと張り切ったが、その後はフグが連続で来、それからは小さなキュウセンが入れ食い状態に。キュウセンもそれなりの型ならうれしいが、10cmにも満たないやつはリリースするしかなくつまらない。釣り味という点では小さくてもなかなかの引きを見せるので面白いのだけれど、どうも私の釣りは娯楽というより漁に近いようだ。
少し投げると釣れるのはキュウセンでも、型は良くなることがわかった。かなりの大物がかかったと思ったら、2尾一緒に釣れたりもして。今回はキュウセンの他にも、ハゼ類、フグ類、メゴチ、チビウミタナゴなどがかかった。しかし序盤の2尾の他、カワハギは一向に姿を見せなくなってしまった。
もしかしたら、海中での序列はカワハギよりキュウセンのほうが優位にあるんだろうか。カワハギが食う前にキュウセンに餌を取られてしまうのかも。で、キュウセンは夜は砂に潜って寝ているらしいが、朝はカワハギの方が少し早起きなのかもしれない。キュウセンが起きて活動を始める前なら、カワハギが比較的楽に釣れるのかもしれない。
ならば、朝マズメ時にはルアーなんて投げてる場合じゃないのかもしれない。黎明とともにカワハギを狙って、短い時合いに賭けるのが正解かもしれない。
まあ、あくまでも今回の釣果からの仮説に過ぎないけれど。これは今後検証する必要があるだろう。
その後、日が昇るにつれてヘチで釣れるキュウセンの型も上がっていったが、食いはますます渋くなった。
もともと好きな小物釣りの面白さに夢中になっていたし、前回に続いてこの竿の良さもよくわかった。福浦で岸壁の上からヘチを探るのにもこの3mという長さはベストであった。感度もいいし、早アワセも効くし、そこそこの距離を投げることもできる。当分、これが小物狙い時のメインの竿となるだろう。
そんなこんなで11時まで粘ってしまった。さすがにくたくたになったので、仕掛けを根掛かりでロストしたのを機に納竿。帰途についた。
13時過ぎに帰宅。
・釣果と調理
持ち帰りはアサリとカワハギ2尾、キュウセン17尾、メゴチ1尾。
帰宅後、いつものようにアサリは一緒に持ち帰った海水で砂を吐かせる。前回は野島の水を用いたのにも関わらずなかなか殻が開かなかったが、今回は大丈夫だった。前回はどうやら潮の関係か何かでかなり塩分が薄くなっていたようだ。汽水域なのでこういうこともあるんだろう。さて今回海水につけるとすぐに殻が開いて、水管やベロがでろーんと出てくるのを見ると、温泉につかってリラックスしているオジサンを見ているようで微笑ましい。
カワハギは内臓が傷んで臭みが移ると嫌なので、すぐに処理して冷蔵庫へ。
キュウセンはヌメリを取るのが毎度大変だが、なんとかやっつけた。
夜はカワハギの刺身と、味噌汁。

2尾だけでも一晩の一献と食事に十分だった。肝醤油の美味かったこと!
翌日はアサリとソテーしたキュウセンを使ってボンゴレに。アサリはパスタと合わせるのがいつものことで、いつものようにうまい。でも、前回よりも身が痩せていた。前回は抱卵してまるまるとした個体が多かったが、今回はどれも至って普通のアサリ。殻が大きいのに小さな貝殻のより小さなのもいる。この半月の間に産卵が終わっていたようだ。アサリは年に何回も産卵するらしい。
ともあれ、アサリがおいしいのは当然のことだが、キュウセンの美味なことには改めて驚いてしまった。ハゼもときどき同様にソテーしてパスタに混ぜることがあるが、混ぜ込むとばらばらになってしまってどこにいるのかわからなくなってしまう。でもキュウセンは原形をとどめているし、しっかりいい味が出ている。というか淡泊で味という味はないのだが、強い旨味があってとてもおいしい。なんか、すごく上等なものを食べている感じがする。
そして今日は、アサリはうちでは珍しく赤のボンゴレにし、キュウセンは混ぜずに別にソテーした。

アサリの殻は蒸した際にあらかじめほとんど取り除いております
やはりボンゴレは白の方がうまいと思うけど、これはこれでありか。キュウセンは単独で食べるとさらに美味。小骨があたらぬよう小さなものを選んで作ったが、天ぷらにするよりうまいので大きなのもこうして食べた方がいいかもしれない。皮目がきれいで楽しいし。
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