11/17 20年度10回目の釣りはお馴染みだけど初めての釣り場で
- 2020/11/22
- 06:12
最近ちょっとお疲れ気味なので、徹夜とか朝一などの疲れがたまる釣りは避け、ごく楽な負荷のかからない釣りを志向しています。時間帯も楽な夕方からの半夜釣りにし、場所もなるべく人のいない不人気釣り場を探すことに。前々回も不人気の極みの野島公園内でやったけれど、今回は島を隔てたちょうど反対側、野島公園駅前の水路で試してみます。ここ、金沢八景の釣りではほぼ毎回目にする釣り場ですが、竿を出すのは今回が初めてです。
場所 野島公園駅前の水路(17時半~22時半)、野島公園(23時~1時半)
釣果 メバル、アナゴ、カサゴ、セイゴ、アサリ
竿 タカミヤ H.B concept HIBIKI小継SAGURI 270、ダイワ小継飛竜2-3.9m
仕掛け 胴突きぶっこみ、電気ウキ
エサ アオイソメ、キビナゴ
自宅を15時に出発。途中磯子のキャスティングで赤イソメ30gを購入し、まずは八景島対岸の岸壁を偵察に。大嫌い(だが気になる)なヘリポート側のタチウオ鉄火場から入る。入口からゴミの山、そして釣り人の大集団・・案の定、ここには私などの付け入る隙間はない。少しは密が解消されるかとシーパラダイス側へと進むも、私のいつもの小物釣り場の橋周辺まで、ほとんど人の姿は途切れることがなかった。まあ今の時期はここは避けたほうが無難だな・・
八景島から野島方面へ。金沢漁港入口から歩道に入り、水路沿いの細長い公園をバイクをひきながら水際目指してしばらく歩く。猫が面白そうにこちらをずっと眺めていた。ここの釣り場、車道にほぼ沿っているのだがガードレールが異様に厳重で、途中から歩道側に入ることができない。漁港入口からかなり歩く必要があるので今まで気軽に立ち寄ることができなかったのだった。
今回は気軽にではなく、ここでやろうという明確な意思をもってバイクをゴロゴロ押していった。
この釣り場、バイク釣行にとっては意外とアクセスが悪いということのほかに、なんとなくサビキ釣りでのアジ釣り場という印象が強かった。サビキは大荷物になるのであまりやらない。それと、ウキ釣りやルアーでメバルやスズキが釣れる場所というイメージ。今まではどちらかというと興味ない釣りものだったが、近頃ウキ釣りに目覚めたので、練習がてらメバル、スズキ、狙ってみようという気になった。そしてもちろん、野島周辺はブッコミ釣りでアナゴが狙えるから、それはいつものことで狙うつもりである。
小公園にはちらほらと釣り人がいたが、植木がいい具合に釣り人間のソーシャルディスタンスを演出してくれている。隣が気にならない程度のいい距離感である。いったん場所を決め、タカミヤの探り竿でブッコミ、ダイワ小継飛竜で電気ウキ釣りを始めたが、しばらくするとそれまでいた釣り人が全員帰ってしまい、私一人だけになったので、金沢漁港わきのフェンスのところまで移動した。
やっぱりサビキの釣り場なんだな。日の暮れた公園を独り占めで寂しいくらいだ。しかし近くには車道も線路も走っていて、決して物騒な感じはしない。いいなぁ~ここ気に入った!
とはいえ、不人気釣り場だけあってやはり魚影は濃くはないようで・・
19時前に小継飛竜がパタリと倒れたので巻いてみると何かついている。重いがあまり反応がなく、もしかしてゴミ? と思いながら上げてみたら、24cmのけっこう良型のメバルだった。はじめカサゴかと思ったくらいで、このサイズのメバルは初めて釣った。

20時半にブッコミ竿の先がブルブルと震えているので妙だなと見ていたが、一向にやまないし明確なあたりも出ないので聞きアワセをしてみたら、乗った。明らかにアナゴのニョロニョロした感触で、けっこう重く、いい引きをする。上げてみたら49cmのこれまたまあまあ良い型のマアナゴだった。それにこれは時々いる金色のアナゴで、なんか茶色や黒っぽいのよりもおいしそう。
21時、ウキが漁港のほうまで流れてしまったので回収したら、チビカサゴがついていた。10cmにも満たないくらいのサイズで、まったく気がつかなかった。回収している間に食ったのかもしれない。これは即リリース。
それから5分くらいして、再び投げ入れたウキの光をぼんやり眺めていたら、ツツーと水中に引き込まれた。海のウキ釣り、三回目にして初めてアタリを目撃した。合わせるとうまく針がかりして、けっこう小気味の良い引きを楽しませてくれたが、いかにも軽く、小さい感じ。上げてみると20cmのセイゴだった。

いままで、なにかとごく小さなスズキの幼魚は釣れてきて、そんななんかウグイみたいなのは自動的にリリースしていたが、今回のは初めて、食おうと思えば食えるんじゃね? 的なサイズだった。思えば私はもしかしたら今までの人生でスズキというものを食べたことがないかもしれない。居酒屋やスーパーの刺身盛り合わせに入っていたかもしれないが、それと意識して食べたことはないような気がする。東京湾のシーバスといえば食えたものではないという噂を聞くが、何事も経験であるから、試しに持って帰って食ってみることにした。
それから一時間半、何のアタリもなく終了。でもなんだか、海釣りごく初期の感じが蘇ってきて、とても楽しかった。久しぶりに楽しめた気がしたのは、ちょっとは大物の期待もできる釣りで、狙いの魚種も決まってないというところにワクワク感があったのだと思う。
それにしても、ここで釣れると話に聞いていた魚がまさに釣れたのは面白い・・アジも釣ってみたくなった。
その後、ド干潮の野島公園へと赴き、例によってアサリを掘る。半月ごとに貝が全体的に大きくなってきてるのが面白い。今回はやたらとツメタ貝がいっぱいいた。なんか掘り出すとチューと水を吐いて、巻貝のついたイソギンチャクみたいな奴だ。アサリの天敵らしいので採って食ってやろうかとも思ったが、食えるのかも分からないので今回はやめておいた。
(あとで調べたらしょうゆとみりんで煮れば普通においしく食べられるようだ。アサリ食害で駆除対象にもなるらしくて、大きなのがゴロゴロいたのを見逃したのはちょっと失敗だった。次回はしっかり持って帰って酒のつまみにでもしよう)
午前1時半に退出。このあたりからシーバス狙いらしきルアーの釣り人がたくさん現れだした。
3時10分に帰宅した。
* * *
帰宅してから最後の力を振り絞ってアサリを塩水につけ、砂抜き過程へ。そして自分は風呂に入って寝た。
翌日はメバルを刺身とアラの味噌汁に。そしてアナゴは半身を焼霜造り、もう半身を煮アナゴに。頭と骨は焼いて煮アナゴのダシに。これを入れるのと入れないのとでは雲泥の差が出る。そして、前回そのまま煮てやや物足りなかったので、今回は身もバーナーで焦げ目がつくまで炙ってから煮た。
メバルは24cmとけっこう良い型だったのだけれど、頭やヒレが大きくて身がとっても少ない。刺身は一尾丸々使ってもアナゴの半身より少なくなってしまった。根魚ってだいたいこんな感じだ、しかもどうしたわけか、締めるときになんともいえず哀れな感じがして、可哀相でしばらくは気持ちが落ち込んでしまう。アナゴやタチウオやその他魚らしい魚は別に何ということもなく締めることができるのに、カサゴとかメバルは抵抗があるというのが我ながら解せない。以前、釣れたカサゴと目が合って、カサゴの恐怖がジカにこちらの気持ちに流れ込んできたとき以来だ。こういうのをトラウマというのかもしれない。
でも、根魚、おいしいから大きいのは持ち帰りたい気持ちが勝ってしまうんだよな・・
カサゴはいつでも美味いが、メバルは実際のところさほどでもない。でも今回はきちんと釣り場で締め、血抜きをしてきたのでとてもおいしく食べることができた。刺身もおいしかったが、アラの味噌汁の、骨に残った身がホロホロと柔らかい食感で殊のほか美味しかった。
アナゴの刺身は旨みの塊という感じで最高に美味い。
翌日はセイゴを塩焼きにして食べてみたが、臭みなど皆無で非常にうまかった。魚はもともととても好きなほうなのだけれど、どちらかといえば青魚は苦手で、こうした旨みのある白身の魚が好きだ。これはタチウオ並みに美味くて、タチウオ釣りが難しい現状、食材としてスズキを狙うというのは大いにアリだと思われたことだった。
場所 野島公園駅前の水路(17時半~22時半)、野島公園(23時~1時半)
釣果 メバル、アナゴ、カサゴ、セイゴ、アサリ
竿 タカミヤ H.B concept HIBIKI小継SAGURI 270、ダイワ小継飛竜2-3.9m
仕掛け 胴突きぶっこみ、電気ウキ
エサ アオイソメ、キビナゴ
自宅を15時に出発。途中磯子のキャスティングで赤イソメ30gを購入し、まずは八景島対岸の岸壁を偵察に。大嫌い(だが気になる)なヘリポート側のタチウオ鉄火場から入る。入口からゴミの山、そして釣り人の大集団・・案の定、ここには私などの付け入る隙間はない。少しは密が解消されるかとシーパラダイス側へと進むも、私のいつもの小物釣り場の橋周辺まで、ほとんど人の姿は途切れることがなかった。まあ今の時期はここは避けたほうが無難だな・・
八景島から野島方面へ。金沢漁港入口から歩道に入り、水路沿いの細長い公園をバイクをひきながら水際目指してしばらく歩く。猫が面白そうにこちらをずっと眺めていた。ここの釣り場、車道にほぼ沿っているのだがガードレールが異様に厳重で、途中から歩道側に入ることができない。漁港入口からかなり歩く必要があるので今まで気軽に立ち寄ることができなかったのだった。
今回は気軽にではなく、ここでやろうという明確な意思をもってバイクをゴロゴロ押していった。
この釣り場、バイク釣行にとっては意外とアクセスが悪いということのほかに、なんとなくサビキ釣りでのアジ釣り場という印象が強かった。サビキは大荷物になるのであまりやらない。それと、ウキ釣りやルアーでメバルやスズキが釣れる場所というイメージ。今まではどちらかというと興味ない釣りものだったが、近頃ウキ釣りに目覚めたので、練習がてらメバル、スズキ、狙ってみようという気になった。そしてもちろん、野島周辺はブッコミ釣りでアナゴが狙えるから、それはいつものことで狙うつもりである。
小公園にはちらほらと釣り人がいたが、植木がいい具合に釣り人間のソーシャルディスタンスを演出してくれている。隣が気にならない程度のいい距離感である。いったん場所を決め、タカミヤの探り竿でブッコミ、ダイワ小継飛竜で電気ウキ釣りを始めたが、しばらくするとそれまでいた釣り人が全員帰ってしまい、私一人だけになったので、金沢漁港わきのフェンスのところまで移動した。
やっぱりサビキの釣り場なんだな。日の暮れた公園を独り占めで寂しいくらいだ。しかし近くには車道も線路も走っていて、決して物騒な感じはしない。いいなぁ~ここ気に入った!
とはいえ、不人気釣り場だけあってやはり魚影は濃くはないようで・・
19時前に小継飛竜がパタリと倒れたので巻いてみると何かついている。重いがあまり反応がなく、もしかしてゴミ? と思いながら上げてみたら、24cmのけっこう良型のメバルだった。はじめカサゴかと思ったくらいで、このサイズのメバルは初めて釣った。

20時半にブッコミ竿の先がブルブルと震えているので妙だなと見ていたが、一向にやまないし明確なあたりも出ないので聞きアワセをしてみたら、乗った。明らかにアナゴのニョロニョロした感触で、けっこう重く、いい引きをする。上げてみたら49cmのこれまたまあまあ良い型のマアナゴだった。それにこれは時々いる金色のアナゴで、なんか茶色や黒っぽいのよりもおいしそう。
21時、ウキが漁港のほうまで流れてしまったので回収したら、チビカサゴがついていた。10cmにも満たないくらいのサイズで、まったく気がつかなかった。回収している間に食ったのかもしれない。これは即リリース。
それから5分くらいして、再び投げ入れたウキの光をぼんやり眺めていたら、ツツーと水中に引き込まれた。海のウキ釣り、三回目にして初めてアタリを目撃した。合わせるとうまく針がかりして、けっこう小気味の良い引きを楽しませてくれたが、いかにも軽く、小さい感じ。上げてみると20cmのセイゴだった。

いままで、なにかとごく小さなスズキの幼魚は釣れてきて、そんななんかウグイみたいなのは自動的にリリースしていたが、今回のは初めて、食おうと思えば食えるんじゃね? 的なサイズだった。思えば私はもしかしたら今までの人生でスズキというものを食べたことがないかもしれない。居酒屋やスーパーの刺身盛り合わせに入っていたかもしれないが、それと意識して食べたことはないような気がする。東京湾のシーバスといえば食えたものではないという噂を聞くが、何事も経験であるから、試しに持って帰って食ってみることにした。
それから一時間半、何のアタリもなく終了。でもなんだか、海釣りごく初期の感じが蘇ってきて、とても楽しかった。久しぶりに楽しめた気がしたのは、ちょっとは大物の期待もできる釣りで、狙いの魚種も決まってないというところにワクワク感があったのだと思う。
それにしても、ここで釣れると話に聞いていた魚がまさに釣れたのは面白い・・アジも釣ってみたくなった。
その後、ド干潮の野島公園へと赴き、例によってアサリを掘る。半月ごとに貝が全体的に大きくなってきてるのが面白い。今回はやたらとツメタ貝がいっぱいいた。なんか掘り出すとチューと水を吐いて、巻貝のついたイソギンチャクみたいな奴だ。アサリの天敵らしいので採って食ってやろうかとも思ったが、食えるのかも分からないので今回はやめておいた。
(あとで調べたらしょうゆとみりんで煮れば普通においしく食べられるようだ。アサリ食害で駆除対象にもなるらしくて、大きなのがゴロゴロいたのを見逃したのはちょっと失敗だった。次回はしっかり持って帰って酒のつまみにでもしよう)
午前1時半に退出。このあたりからシーバス狙いらしきルアーの釣り人がたくさん現れだした。
3時10分に帰宅した。
* * *
帰宅してから最後の力を振り絞ってアサリを塩水につけ、砂抜き過程へ。そして自分は風呂に入って寝た。
翌日はメバルを刺身とアラの味噌汁に。そしてアナゴは半身を焼霜造り、もう半身を煮アナゴに。頭と骨は焼いて煮アナゴのダシに。これを入れるのと入れないのとでは雲泥の差が出る。そして、前回そのまま煮てやや物足りなかったので、今回は身もバーナーで焦げ目がつくまで炙ってから煮た。
メバルは24cmとけっこう良い型だったのだけれど、頭やヒレが大きくて身がとっても少ない。刺身は一尾丸々使ってもアナゴの半身より少なくなってしまった。根魚ってだいたいこんな感じだ、しかもどうしたわけか、締めるときになんともいえず哀れな感じがして、可哀相でしばらくは気持ちが落ち込んでしまう。アナゴやタチウオやその他魚らしい魚は別に何ということもなく締めることができるのに、カサゴとかメバルは抵抗があるというのが我ながら解せない。以前、釣れたカサゴと目が合って、カサゴの恐怖がジカにこちらの気持ちに流れ込んできたとき以来だ。こういうのをトラウマというのかもしれない。
でも、根魚、おいしいから大きいのは持ち帰りたい気持ちが勝ってしまうんだよな・・
カサゴはいつでも美味いが、メバルは実際のところさほどでもない。でも今回はきちんと釣り場で締め、血抜きをしてきたのでとてもおいしく食べることができた。刺身もおいしかったが、アラの味噌汁の、骨に残った身がホロホロと柔らかい食感で殊のほか美味しかった。
アナゴの刺身は旨みの塊という感じで最高に美味い。
翌日はセイゴを塩焼きにして食べてみたが、臭みなど皆無で非常にうまかった。魚はもともととても好きなほうなのだけれど、どちらかといえば青魚は苦手で、こうした旨みのある白身の魚が好きだ。これはタチウオ並みに美味くて、タチウオ釣りが難しい現状、食材としてスズキを狙うというのは大いにアリだと思われたことだった。
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